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出張ケースカンファレンス 第一弾

他職種交えた事例検討会開催を終えて

 

今回本人や家族が希望した在宅での看取り事例について、

居宅介護事業所、訪問介護事業所、訪問看護ステーションのスタッフが一同に集まり

事例検討会を行いました。

 

 

検討会では、

チーム全体で協働できたことへの評価と、

看取りまでのケアにおいて介入スタッフが抱えていた葛藤や不安を

共有することができた。

 

ここからは学び得たことを報告したいと思います。

 

看護師が看護ケアを提供するにあたってリスク管理は必要不可欠です。

しかし、その中で本人のやりたいこと、したいこと、最期に何を食べたいか等の

希望がリスク管理の中に隠れてしまってはいないでしょうか…

 

今回は…

介入しているヘルパーは毎日本人と関わることで、

元気な時に本人が好んで飲んでいた牛乳を飲ませたいと考えました。

本人もそれを望んでいたからです。

 

その時点での嚥下機能を考慮すると危険を伴うことでもありました。

看護師からすると、誤嚥のリスクを考慮し、他のとろみをつけた飲み物で代用するなど、

代替案を考えるでしょう。

 

しかし、それは本人の気持ちに寄り添っているのか、

最期に飲みたいものを飲むことが出来ず

本人の気持ちはどうなるのか

非常に難しい問いでした。

 

本人や家族が最期の時間を過ごす中で、

ひとつでも多くの希望を叶えたいという気持ちはチームメンバー全員が抱く思いです。

その思いを叶えるため、主治医、ケアマネージャー、看護師、ヘルパーが協働し、

いかに安全で苦痛なく本人の望みを叶えることができるか、

最善の策を考えることの大事さを改めて感じました。

 

事例検討会を行うことで、

他職種がどのような思いで本人に関わっていたか、何に迷い、悩んでいたかを

初めて知ることができました。

 

私たち看護師は他職種が抱える思いに配慮しきれていない面があったのかもしれません。

 

改めて

医療知識に不安を覚える他職種に伝えられること、

共有していきたいことを積極的に発信していくのも、

訪問看護師として大事な役割であると気付くことができました。

 

他職種が相談しやすい訪問看護師になるには、

こういった事例検討会を重ねることで、お互いに顔の見える連携、関係作りをし、

地域で働く方々に顔を覚えていただくことが大きな一歩になります。

 

訪問看護師として医療だけの視野ではなく、

より広い視野を持った看護師を目指していくことを忘れてはいけません。

 

今回の検討会を通して在宅はチームで動いていることを改めて感じました。

 

多くの職種が関わり合い、お互いの専門性を最大限生かしながら

利用者の生活を支援しています。

 

私たち訪問看護師も自身の役割はもちろん、

他職種の専門性や役割を十分理解した上でチームの一員を担っていきたいです。

 

「住み慣れた家で最期を迎えたい」

 そう思いながらも不安を抱える本人や家族が不安なく自宅へ帰って来れるよう、

自宅での生活を続けられるよう、

 

他職種と協働しその人の最期の時間に寄り添っていく看護師でありたいです。

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コメント: 1
  • #1

    NPO法人ピクニックケア (火曜日, 10 4月 2018 15:00)

    続編も期待しています